図々しい人の特徴や心理
人からどう見られているかは関係ない
図々しい人の特徴や心理として、人からどう見られているかは関係ない・気にしていないということがあります。
人からどう見られているか、どう思われているかを気にするようになると、人は他人に配慮するようにもなりますし、愛想良くしようとも思うものです。
なので図々しい人というのは、人のことなど意識していないということがあります。
また、昔はそうでなかったのに、あることをきっかけに図々しくなってしまったということもあるものです。
自分自身はとても周囲に配慮していたり、周囲のことを気にして行動していたのに、そのようなことが報われず、他人に図々しい行動をとられてしまったために、自分自身も図々しくなってしまったということもあるものです。
図々しい人にはなりたくないというのが普通の心理ですが、図々しい人に優しくしたり丁寧にしても変わってもらえないことも多く、そうした人と接していると自分自身が損ばかりになってしまうので、損をしないように自分自身も図々しくなるということもあると思います。
なので図々しい人の心理として、他人のことなど気にせずに、自分自身が損をしないように図々しくしているということもあります。
自分自身が一番偉いと思っている
図々しい人の特徴や心理として、自分自身が図々しいのだと気が付いていないということもあるものです。
特に地位の高い人や年齢が上の人は、自分自身で勝手に自分自身が一番偉い、正しいと思っているようなことも多いので、そのような感覚が他人にとってみれば図々しいものに映っているということもあるものです。
そして図々しい人の特徴として、自分自身の実際のレベルよりも自分自身を格上に評価しているということがあります。
自分自身の実力に見合った行動をしていれば他人もそこまで図々しいと思うことがなく、すごい人物なのなのでそういう態度をとっても仕方がないとも思うものです。
ですが、実力以上に自分自身を評価してしまっているような人は、本人がそのつもりではなくても図々しく見えてしまうものです。
ハッキリ発言することが図々しいと思われてしまったり、他人の前に出て行動することも図々しいと思われてしまうことがあります。
図々しい人の特徴として、自分自身が一番偉いと思っているということがあり、またそれが勘違いだということに本人自身が気が付いていないということもあると思います。
謙虚であることが良いとは思っていない
図々しい人の特徴や心理として、謙虚であることが良いとは思っていないということがあります。
日本人のとき、影で支えるということや謙虚な態度で行動するということが美徳とされることがありますが、帰国子女であったり、外国人的な考え方をする人は、必ずしも謙虚なことが美しいとは思わないこともあるものです。
イエスかノーかのハッキリした態度が良いと思ってしまう人もいるので、みんなが謙虚にしている場でイエスかノーかをはっきりさせてしまうことで、図々しい人だと思われてしまうこともあると思います。
また、お礼を言う場ではっきりとお礼を言わなかったり、お礼を言うべきことなのに物足りないと文句を言うような人は図々しいと思われてしまうものです。
自分自身の考えていることを全部言わないということは、相手に失礼がないようにしたいという心理も含まれるものなので、自分自身の意見をはっきり何でも伝えてしまう人というのは図々しく映ってしまうこともあると思います。
図々しい人というのは悪い人ではないですが、謙虚さに欠ける人であるともいうことが可能なと思います。
図々しい人との付き合い方
実害がないレベルであれば放っておく
図々しい人には2つのタイプがあります。
その人と交際することで実害が生じるタイプと、そうではないタイプです。
後者のタイプ、つまり、その人と交際していて、その図々しさにいやな思いや恥ずかしい思いをすることはあっても、特別な実害をこうむらないときのおススメの対処法は「放っておく」ということです。
たとえば、いっしょに買物に行ったり食事に行ったりしたとき、その人が図々しく店員にサービスを求めたことで、恥ずかしい思いをしたとしましょう。
恥ずかしい思いをしたというのは、あなたにとってもちろん良いことではありません。
しかし、実害を受けているわけではないと思います。
店員はその人のことは「図々しい人だ」と思うと思いますが、いっしょにいるあなたに対しては別にそういう見方はしないはずです。
つまり、実害が及ばない限り、その人の図々しさはあなたとは関係のないことなのです。
なので、放っておくのが一番。
いっしょにいて嫌な思いをするようなことがあったら、「自分自身には関係ない」と考え、「世の中にはこんな図々しい人もいるんだな。人生勉強になった」ぐらいの気持ちでいるようにしましょう。
そう考えることによって、精神的に楽に付き合えるようになるに違いありません。
実害があるときは迷惑していることをはっきり伝える
あなたに実害を及ぼすタイプの図々しい人に対しては、放っておくわけにもいかないと思います。
たとえば、いきなり家にやってきて、こちらの都合も考えずに長居をするとか、いっしょに食事をした後、「今日は手持ちがないから、出しておいて。あとで割り勘にするから」と言っておきながらそのままにしてしまう、というような実害のあることです。
そういうときは、強い態度に出なくてはなりません。
迷惑していることを、その場で、はっきり口で伝えましょう。
図々しく家に長居をされて迷惑しているなら、その場で「用事があるから、そろそろ帰ってほしい」というように伝えるのです。
あまりにそうしたことが何度も繰り返されるときは、「迷惑だ」ということをストレートに伝え、明確に抗議するといいと思います。
あるいは、職場内やコミュニティの中に実害を及ぼすタイプの図々しい人がいて、みんなが迷惑しているときは、複数で抗議するという方法も効果的です。
図々しい人は無神経なので、単独で抗議しても、馬の耳に念仏ということが少なくありません。
特にその人よりも立場が上の人、力関係の勝っている人といっしょに抗議すれば、より効果的なはずです。
接触の機会を可能なだけ少なくする
図々しい人というのは、相手によって態度や言動を変えるという特徴があります。
たとえば、どんなに図々しいビジネスマンでも、相手が自分自身の勤めている会社の社長であれば、図々しいふるまいはしないと思います。
逆に、相手が自分自身より下の立場だったり、親しい同僚であると、平気で図々しい言動をするのです。
相手が自分自身より下の立場であればあるほど、また、親しければ親しいほど、より図々しくなるわけです。
図々しい人との立場や力関係を変えることはむずかしいと思います。
しかし、親密度を調節することはじゅうぶんに可能です。
つまり、可能なだけ親しくならないようにするのが、図々しい人との上手な付き合い方ということになります。
こちらから接触することは可能なだけ控え、あちらから近づいてきても、接触する時間を可能な限り少なくしましょう。
とにかく距離を置いて、可能なだけ薄い関係にするのです。
親しくない相手には、図々しい人にも遠慮がありますから、少なくても親しい相手にするような図々しいふるまいはしないにちがいありません。
「とっつきにくい人、付き合いづらい人」と相手に思わせることができれば大成功。
図々しい人には、むしろあちらから敬遠されてしまったほうがいいのです。