話が続かない原因!【話が続かない人の特徴、おススメの会話術、人見知り】


話が続かない人の特徴

人見知り

人見知りの人は、会話に慣れていない人が多いため、話が続かない傾向にあります。
特に、人見知りの人は、初対面の人が苦手で自分から進めることができないので、話が続かない時に自分から新しい話題を振ることができません。

また、相手から振られても、「はい」、「そうです」で終わってしまうことがほとんどなのです。

恥ずかしがり屋

周りの人の視線が自分に集まったり、大勢の前で喋るのが苦手な恥ずかしがり屋の人も、話が続かない傾向にあります。
こういった人は、自分の知識や話し方を人前で披露して、周りの人から興味を示してもらえなかったり、「その程度か」と批判されることを恐れています。

なので、自分の恥ずかしいと思っているところは絶対に隠したいと考え、自ら口を開くことはほとんどないのです。

相手と目を合わせない

話が続かない人と連絡をとる女性
会話をする際には、相手の目を見て話すのが基本ですが、話が続かない人は、相手の目を見て話せないという特徴があります。
目を見て話せないのは、こういった人に恥ずかしがり屋の人が多いため、緊張からか目を無意識のうちに逸らしてしまう人が多いようです。

また、自分の目を見られることで恐怖を感じ、それを避けるために目を合わせて話すことができないのです。
そして、目を合わせることに意識が向きすぎて、何を話せば良いのか分からなくなり、これが話が続かない原因となってしまうのです。

ちゃんとと目を見て話さないと、相手に「自分に興味がないのか」という悪い印象を与えてしまって、そこで終わってしまうのです。

抑揚のない話し方をする

まるで電話やカーナビの音声ガイダンスのように、抑揚のない話し方をする人も話が続かない傾向があります。
抑揚のない話し方をすると、話す方も聞く方もテンションが下がってしまって、会話を楽しもうという気が薄れていってしまいます。

抑揚がありすぎても話し方が大げさすぎて相手をイライラさせてしまいますが、適度に抑揚をつけることで、言葉の中に感情がこもり、会話にもどんどん熱が入って盛り上がっていくのです。

反応が薄い

話が続かない人は、反応が薄いので、何を考えているのか分からない、冷たいという印象があり、相手の話す気力を失せさせてしまいます。
誰しもが自分に興味を持ってもらいたい、共感してもらいたいという思いで自分の話を始めるものです。

なので、「へ~」、「そ~なんだ」といった適当な反応で返してしまうと、相手が「自分に興味がないのかな」と思ってしまって、そこで終わってしまうのです。

会話が成り立たない

話が続かない人は、自分の都合ばかりを優先したり、相手の話を正確に理解していないことで、相手と言葉のキャッチボールができていないことが原因として挙げられます。
自分の都合ばかりを優先する人は、自分の思い通りに物事を押し進めたいと思うばかりに、相手の言っていることを聞こうとしません。

相手の言っていることを聞かないということは、もはや独り言と同じことであり、会話など成り立つ訳がありません。
また、相手の話を正確に理解していなければ、会話の途中でお互いの認識にズレが生じて会話が成り立たなくなっていきます。

そもそも、会話が成り立たなければ、話が堂々巡りとなって話を続けることはできません。
また、相手も「この人とは話をしたくない」と嫌悪感を抱いて、そこで終わってしまうのです。

同調しかしない

「はいはい」、「分かる分かる」と何でも同調してしまう人も実は話が続かない傾向にあります。
相手に同調することは大事ですが、それも過剰になると適当な印象を与えてしまいます。

また、同調するのが癖になっている人ほど、相手の話を膨らませることができないので、話が続かない原因となってしまうのです。

一問一答で終わってしまう

話が続かない人は、相手の質問に対して答えを返すだけで、相手の話を膨らませることがほとんどありません。
例をあげると、相手の方から「元気にしてる?」と聞かれて「元気だよ」と答えて終わってしまったり、「今何の仕事してるの?」と聞かれて、「〇〇してるよ」と答えて終わってしまうような感じです。

このように一問一答で終わってしまうと、相手も次第に疲れてしまって、そこで沈黙が流れてしまうのです。

話が続かない原因

ボキャブラリーが少ない

話を続けるためには、自分の思ったことを言葉として表現するために、豊富なボキャブラリーが必要となります。
ただ、話が続かない人は、人と会話するのが苦手で、交友関係も狭く、特定の人としか接しない傾向にあります。

なので、新しい文化や情報に触れる機会が少ないことから、必然的にボキャブラリーが少なくなってしまいます。
色々な人と会話をする機会があれば、その人から知らない知識や言葉の使い方、言い回しなどを自然と学ぶことができます。

その結果、ボキャブラリーが多くなり、自分の思ったことを上手に表現することができるようになります。
しかし、ボキャブラリーが少ないと、自分の思ったことを言葉として上手に表現することができません。

なので、いざ思っていることを言葉としてアウトプットしようと思った時に、何を話せば良いのか分からないことになり、これが話の続かない原因となってしまうのです。

会話の主導権を奪っている

相手が話しスタートした時には、会話の主導権を相手が握っているので、自分が聞き役に回って会話を広げていくのが基本です。
しかし、相手が会話の主導権を握っているにも関わらず、主導権を奪ってしまうことで話が続かないことに繋がるのです。

例をあげると、相手が「ポケモンのゲームが面白くて徹夜した」と話しスタートしたのに、「私もドラクエのゲームが面白くて徹夜しちゃった」といった具合です。
相手はポケモンのゲームが面白い話をしたかったのに、徹夜という言葉に気を取られて、無理やりドラクエのゲームの話にすり替わってしまっています。

これでは、相手の気が失せてしまっても仕人のないことです。

相手の話を広げられない

話が続かないのは、相手の話を広げずに、「そうだね」、「うん」などの返事で終わらせたり、相手の質問に返答するだけで終わらせて話が途切れてしまうのが原因です。
これでは、そこで会話が終了してしまいますし、何を話せば良いのか一から考え直さなければなりません。

会話はキャッチボールだと例えられますが、投げ合っているのはボールではなく風船であると考えることが大事です。
なので、相手から質問をされた時には、相手の質問に対する返答をした上で、自分の方からも質問する努力をしましょう。

興味のない話には関心が持てない

話が続かない人は、他人に興味を持てない人も多いため、興味のないことは関心が持てず、内容を広げようとする努力をしないのです。
なので、「へ~」、「そうなんだ」と一言目で終わってしまい、話がそこで終わってしまうのです。

関心のなさそうなリアクションをしていると、相手に「自分に興味がないのかな」と思わせてしまいます。
興味がないといってそこで終わらせるのではなく、「そのことについて詳しく知りたい」と積極的な姿勢を見せることが大事です。

そうすることで、自分が話下手でも聞き役に回って、相手の話をより多く引き出して、話を長く続けることができるのです。

否定的な言葉が多い

話を続けるためには、自分から話題を振ることも大事ですが、相手がより多くの話題を引き出せるように努力することも大事です。
ただ、話が続かない人は、一言目で「いや」、「でも」、「だって」といった否定的な言葉で始める傾向にあります。

せっかく会話しているのに、否定的な言葉で始まると、相手は自分の言ったことを否定されたと感じてしまいます。
それが原因で、話す気が失せてしまい、相手は積極的に話題を振るのをやめてしまいます。

会話はまず相手の言葉を受け止めることから始めなければなりません。
しかし、一言目で否定的な言葉が出るというのは、相手からの言葉を受け止めずにスルーしているのと同じことです。

なので、なるべく一言目には肯定形の言葉から入るように心掛けるだけでも、話が続くようになるかもしれません。

同調的な言葉が多い

話が続かない人は、自分で話を広げるのが苦手なため、その分同調する傾向が強いと言われています。
ただ、一見、大事だと思われる相槌も、多すぎたり適当に同調していると、会話の流れが止まってしまうことも少なくありません。

一言目に否定的な言葉を使うのは良くありませんが、なのでといって、「うんうん」、「わかるわかる」といった同調的な言葉が多すぎるのも話の続かない原因となってしまうのです。

話が続かない人におススメの会話術

共通点を見つける

初対面の人と話しているのに、出身地や趣味、好きな曲が一緒だと分かった瞬間に、会話が盛り上がったという経験を持つ方も多いのではないでしょうか。
これは、人間は、自分と似たものに好感を持つという「類似性の法則」が働いているからです。

なので、会話を盛り上げて話を続けるためには、まず、自分と相手の共通点を見つけることが大事です。

相手に好意や関心を持つ

人間は、自分に好意を寄せてくれる相手に対して、自分も相手に好意を寄せると言われています。
これを心理学の言葉で「好意の返報性」と言います。

なので、会話の早い段階で相手に好意を持っていることを言葉で伝えることが大事なのです。
お互いに好意を持って会話をすると、そこに安心感が生まれ、徐々に緊張が解れていきます。

緊張が解れていけば、自分の情報をオープンに話すことができますし、相手に対しても、当たり障りのない質問だけではなく、話を掘り下げた質問ができるようになります。
その結果、話題も広がって会話が盛り上がりやすくなるため、話を続けることができるのです。

会話のネタをいくつか持っておく

話が続かない人は、どのような話題を振れば良いのか、相手に何を質問すれば良いのか悩んでしまう人が多いです。
なので、会話のネタになるようなものを事前に考えておき、それをメモしておいて、会話の中で実践されることをおススメします。

特に、初対面の人や自分とは全く異なるタイプの人と会話する時には、会話のネタをたくさん持っておくことが、話を続けるためのコツとなります。
また、営業マンや夜の仕事の人の合言葉のようなもので「適度に整理すべし(テキドニセイリスベシ)」という言葉があります。

これは、テレビ、気候、道楽(趣味)、ニュース、生活、田舎(出身地)or胃(食べ物)、旅行、スター、スキャンダル、勉強、仕事の頭文字をとったものです。
例をあげると、テレビの話題では「普段からテレビはご覧になりますか?」、生活の話題では「お休みの日は何をされていますか?」のような具合です。

これらの話題は、使える場面が非常に多いため、頭の片隅に覚えておくだけでも便利です。

返答する際に具体的な質問を入れる

話が続かない人は、相手から聞かれたことに返答するだけで終わってしまい、そこで話を途切れさせてしまうことで、話が続かなくなっているのです。
例をあげると、相手から「曲は何が好き?」と聞かれて「ロックが好きです」と返答してそこで終わってしまうのです。

なので、「曲は何が好き?」と聞かれたのであれば、「ロックが好きです。〇〇っていうアーティストは知っていますか?」と、具体的な質問を足して返答するようにしましょう。
そこで、相手がそのアーティストを知っていれば話を盛り上げることができます。

また、相手が知らなかったとしても、自分が会話の主導権を握って、好きなアーティストについて話すことができるので、会話を広げやすいでしょう。

相手の質問を聞き返す

相手から質問されたことは、自分も同様の質問を聞き返すのが基本です。
例をあげると、相手から「曲は何を聴くの?」と聞かれたのであれば、「〇〇です。〇〇さんはどんな曲を聴いているんですか?」と質問するようにしましょう。

そもそも、相手がこういった質問を聞いてくるということは、質問した相手の聴いている曲を知るのと同時に、自分の聴いている曲について語りたいと思っている可能性が高いです。
なので、相手の質問を聞き返すことによって、相手は喜んでくれるので、会話が盛り上がるようになると言えます。

クローズド質問とオープン質問を使い分ける

「はい」か「いいえ」の二択で答えられる質問のように、あらかじめ回答が決まっている質問は「クローズド質問」、相手に自由に回答させる質問は「オープン質問」と言います。
「クローズド質問」のとき、「そうです」、「違います」と相手から答えが返ってきた時点で話が終わってしまいます。

話が続かない人は、この「クローズド質問」の割合が多く、なおかつ、相手の返答に対して話を膨らませることができないので、話が続かないことになるのです。
なので、最初は「クローズド質問」で会話を始め、その後「オープン質問」に切り替えていくといった具合に、状況に応じて上手に使い分けることが大事です。

相手が話している時に自分の話を始めない

話が続かない人は、相手が話しスタートした時に、「私も~」、「俺も~」と言って自分の話を始めてしまう傾向にあります。
ただ、誰しもが、「自分の話を聞いてもらいたい」という思いで話をするものです。

したがって、自分の話をしている時に、相手に話をすり替えられてしまうと、その話題について話す気が失せてしまうのです。
なので、話を聞く側の人間は、自分の話をせず相手の話を聞くことに徹して、その話題について色々と質問をして話を膨らませることが、話を続けるためのコツなのです。

スローテンポで話す

話が続かない人は、人と会話をするときに極度の緊張状態に陥っている傾向にあります。
なので、無意識のうちに声が上ずって早口になることがあります。

早口になってしまうと、自分の話している内容に対して相手が何を言っているのか分からないと感じてしまいます。
また、相手もつられて早口になって、会話全体の進み具合が早くなるので、頭の回転が追い付かなくなり、何を話せば良いのか分からなくなってしまいます。

したがって、相手から話題を振られた時には、ひと呼吸おいて話し始める、話すスピードを落として、会話全体の進み具合を遅くすることを意識することが大事です。

LINEやメールで話が続かないときは?


LINEやメールで話が続かないときは、まず、一日の報告や自分の趣味や友人の話など一方的な会話になっていないか、相手が返信しやすいような内容を送っているかチェックすることが大事です。
一方的な会話をしていると、相手も話を膨らませにくいですし、自分のことばかりで話を聞いてくれない人とLINEやメールをやり取りする気は起きません。

また、言い切りの文で終わっていると、相手が新しい話題を振ることに負担を感じるため、相手が返信しやすいように疑問文で終わらせる努力をしましょう。

まとめ

話が続かない人は、相手の話を膨らませずに一問一答で終わらせている、相手の話す気を失せさせるような話し方や聞き方をしている、会話のネタやボキャブラリーが少ないといったことが、話が続かない原因としてあります。


話を続けるためには、話の元となるネタや話題をいくつか用意しておくこと、相手の話に真剣に耳を傾けて、相手の話を膨らませながら返していくことが基本となります。

そして、お互いが気持ち良く会話を進めていくためにも、否定的な言葉で話したり、適当なリアクションをせずに、「話の内容をもっと知りたい」と興味を持つ姿勢が大事となります。

以上のことを心掛けておくだけでも、親友だけではなく、初対面の人や職場の人と会話する時にもスムーズに話を続けることができるため、話が続かない悩みを少しでも解消することができるかもしれません。