しゃくに障る人の特徴7選!【しゃくに障る人への対処法、イヤミ、話し方、性格】


癪に障る人の特徴

皮肉やイヤミを言う

癪に障る人の話し方には、ストレートな表現をしないで、わざと皮肉やイヤミを言うという特徴があります。

たとえば、職場の上司が癪に障るタイプの人だったとしましょう。

その上司から指示された仕事が手間取って、なかなか思うように進んでいないとします。

その仕事の進捗状況を上司に報告すれば、上司は「もっとペースを上げてくれ」と指示するか、「なんでこんなに時間がかかっているんだ」と問いただすのがふつうと思います。

しかし、癪に障るタイプの上司は、そのようなストレートなものの言い方をしません。

「あいかわらずマイペースだね。君みたいに悠長な性格で、のんびり仕事ができたら、ストレスもたまらないだろうね。私なんかいつもスピードを気にして仕事をしているからストレスがたまる一方だよ。君がうらやましい」というような言い方をするのです。

さらに、「そんなのんびり屋の君の仕事ぶりも、私のストレスの元だけどね」などと付け加えたりします。

そんなことを言われて不快に感じない人はいないと思います。

むしろ「なんで遅いんだ」と怒鳴られた方がすっきりするはず。

人を怒ったり非難したり、あるいは批判する際、皮肉やイヤミを言うことで、人の気持ちをより傷つけるのが、癪に障る人の特徴なのです。

上から目線で人を見下して話す

上から目線というのも、癪に障る人の大きな特徴と言っていいと思います。

人に対して自分自身の優位性を示そうとするため、高飛車なものの言い方をし、人を見下すのです。

これも、職場を例にして説明しましょう。

たとえば、同期入社の人が同じ職場にいたとしましょう。

同期なのなので、対等な立場なはずなのに、どういうわけか上から目線で話をする人がいます。

「自分自身はあなたとは同期だけど、友達だともライバルだとも思ってない。だって、力が違うから」というようなスタンスで話をするのです。

まるで、自分自身の方が先輩か上司のように、優位に立って接するわけです。

こういう人は、「この仕事、やっといて」と、平気で自分自身の仕事を人に押しつけたりします。

上司や先輩が部下や後輩に仕事の指示をするのはふつうと思います。

癪に障る人はそうではなく、自分自身と対等の立場にある人に対しても、「これ、やっといて」というように仕事を押し付けるのです。

そこには「自分自身の方が上」という意識があると考えていいと思います。

実際には上の立場でないにも関わらず、上から目線で人に接し、人を見下したような言動をするのが、癪に障る人の特徴と言っていいと思います。


細かいミスや欠点を指摘する

「そんなこと、どうでもいいじゃないか」と思うような細かいことを指摘するというのも、癪に障る人の特徴です。

たとえば、グループで旅行に行くことになったとしましょう。

幹事役の人が気を利かせて、旅行のためのちょっとしたパンフレットを作ったとします。

参加者のためのサービスなのなので、それを渡された参加者はお礼をいうのがふつうと思います。

ところが、癪に障る人はすなおにお礼を言おうとはしません。

そのパンフレットを細部まで読み込んで、誤字や脱字を見つけると、「ここ、まちがってるよ」と指摘するのです。

日程の根幹にかかわるような大きなミスであれば、そうした指摘をするのも理解できないわけではありません。

集合時間や場所がまちがっていたのでは、旅行に支障が出るからです。

しかし、癪に障る人が指摘するミスは、ごく小さな誤字や変換ミスだったりするのです。

細かく読み込んでもそうしたミスが見つからないときでも、癪に障る人は何か指摘をしたくてたまりません。

なので、「文字が小さくて読みづらい」とか「レイアウトがちょっとダサい」というような、何らかの欠点を見つけて、それを指摘します。

とにかく、何か一言、指摘しないと気がすまないのが、癪に障る人の特徴と言えると思います。

どうしてだかあの人と一緒にいるとイライラしてしまう

例をあげると、私たちが毎日通っている職場や学校で、どうしてだかあまり気にいらない、近寄りたくない人はいませんか。

常に自然に接するように気を付けていても、気がつけばその人がいるだけでイライラなんてことも多いものです。

でも、人を嫌ったりするのは大人げないし、出来るだけ普通にしようと思っていても、一緒の時間を過ごしているだけで、その人がそこにいるだけでどうしてもイライラが止まらなくなってしまう、もう、この空間から逃げ出したいなんて考える人も中にはいるようです。

なので、その人と離れていると特に気にならないのに、ただ、一緒にいるだけでこんなに癇に障るのはどうしてだろうと悩んでしまう優しい人もいれば、もう諦めて、その人とあまり接触しないように心掛けているなんて人もいます。

しかし、学校や職場では、少なからず会う機会もありますので、それがきっかけでますますイライラしてしまい、結果的にこんなに人を嫌ってしまうなんてと最悪のときには自己嫌悪に陥ってしまうこともあります。

この癇に障る人ですが、一見すると普通に見えて、実はやはり人と少し違っているなんてこともあるようです。

自分自身に自信がない人は見ていても癇に障ることも

ちょっとした例で言うと、新入社員が入社してきた時などでは、やはり慣れない職場や新しい環境、初めての仕事などで、緊張したり、失敗なんてこともあるものです。

それを自分自身にもあんな頃があったなあと懐かしい目で見てくれる先輩もいれば、うっとおしい、ちゃんと仕事憶えろよと腹立たしく思う先輩もいるわけです。

でも、時間が経つにつれ、次第に出来なかったことが出来るようになったり、仕事を憶えてバリバリ頑張るようになるのが一般の社会人でもありますが、世の中には、いつまで経っても、自分自身に自信がなく、これは出来ません、出来るかどうかわからないですなどと、曖昧な立場でいる社会人もいます。

このような曖昧な人は、自分自身に自信がなく、常に失敗したらどうしよう、自分自身が人に迷惑を掛けたらどうしようと考えて行動していますので、傍から見れば、あの人はなんなのとイライラしてしまうことも珍しくありません。

また、自信が無くてもすんなりと物事をこなしてしまうなんちゃって出来ない人もいれば、本当に仕事が出来なくて、入社して一年以上経っても、すみませんといつも頭を下げているやはり出来ない人もいます。

このようなタイプの人も、第三者から見れば、ちょっと癇に障るなんてこともあるようです。

なんでも人のせいにする人も癇に障ることもある

他にも、世の中には、癇に障る人は沢山いるものです。

でも、上記で挙げたような、仕事が出来ない、自分自身に自信が持てなくてウジウジしているような癇に障るタイプの人もいれば、ちゃんと仕事は出来る、リーダシップが取れるのに、いちいち癇に障るようなタイプの人もいます。

例をあげると、自分自身がミスしたことでも、あれは自分自身でなく、他の人がやったなどと、いちいち名指しで言う人もいますが、これも傍で聞いていると、なんだかイラッとしてしまうこともありませんか。

仕事などで大きなミスを犯したならばともかく、本当にどうでもいいようなミスなどのときには、この人はちっぽけな人なんだなと思ってしまい、そのようなことがずっと続けば、次第にうっとおしい、小さい人間だなあと癇に障ることも少なくありません。

このようなタイプの人間は、話をしていても、すぐに人の名前を出し、グチグチうるさいなんてことも珍しくありません。

確かにミスを訂正することも大事ですが、やはり簡単に修正が効くようなものならば、サッとそれをフォローするのも社会人としてのマナーでもあります。

このような人間にはなりたくないと思い、常に自分自身は癇に障る人を反面教師にして過ごすようにしましょう。


癪に障る人への対処法

必要最低限の会話にとどめる

口を開けばカチンとくることを言ってきたり、人を詰ったり貶めたりしてくる人=癇に障る人というのは、残念ながらどこにでもいるものです。

こういう人とは縁を切りたいと思うのが人の常ではあります。

しかし、会社関係や親戚関係、大勢のグループ仲間の一員であるなど、そう簡単に交流を絶つことができないこともあると思います。

どうしても付き合っていかなければならないとすれば、一番の対処法は物理的に会話をする時間を短くすることです。

人は誰でも、初対面や会う頻度が少ない人に対しては、その相手を慮ったり気遣ったりして、少しでも自分自身の印象をよくしようという習性を持っています。

癇に障ることを言うということは、それだけ接触頻度が高く、深層心理の中で「この人は何を言っても許される」と思われてしまっているのです。

そう思われないように、必要最低限の挨拶のみ交わして、無駄口はたたかないようにすることが第一歩です。

他のメンバーがいれば他の人との接触時間を増やし、癇に障る人との接触時間を物理的に減らしていきましょう。

そうすることで、腹が立つ時間が自ずと減少し「この人には失礼なことを言わないでおこう」と思われるというメリットがあります。


同じ土俵に立たない

癇に障ることを言ってくる人というのは、相手の事をライバルか少し鬱陶しい存在だと思っている可能性が非常に高いです。

他の人に対しては穏やかで感じのよい対応をしているのに、どうしてか自分自身にだけイライラするような発言をしてくるのです。

そして、相手より優位に立ちたかったり、相手を貶めて自分自身が価値のある存在であるとチェックしたいときに、そのような癇に障ることをいってくると思います。

こういった人には、反論をしたり、それよりも上を行こうと正論で言い返したりすることは逆効果です。

腹を立てて言い返したりすることで、相手はその反応を面白がって更にエスカレートしていきます。

更にライバル心をメラメラと燃やし、それ以上に癇に障ることを言ってくると思います。

こういったとき、同じ土俵に立って言い争いをしてしまうと自分自身も同じ穴のムジナになってしまいます。

決して同じ土俵に立たず、相手の言うことを肯定も否定もせず適当な相槌をうったり、冗談で切り返してみたりすることが有効です。

「あまり面白い反応が返ってこない」となれば、だんだん癇に障る発言が減っていくと思います。